12月18日、国技館で開催された全日本ロボット相撲大会を初めて見学しました。今回で28回目という歴史ある大会です。各地区大会を勝ち抜いたロボット力士64台が勝負しました。
初めての人のために、簡単に説明しますと、
富士ソフト株式会社の創業者の野澤 宏会長の発案で始まりました。1989年より開催されている競技大会で、参加者が自作したロボット力士を技術とアイディアで戦わせる競技である。世界大会まであり、当日の午前は全日本大会が、午後は世界大会が開催されました。
土俵上に2台のロボットを置き、どちらかのロボットを土俵外に押し出すことで勝敗を決めるというシンプルなルールです。試合時間は3分間で3本勝負を原則とし、試合時間内に有効2本先取した方を勝ちとする。
”ロボットのサイズは幅20cm×奥行き20cm以内、体重は3000g以内でなければならない。身長は自由、となっています。”
ロボットはコンピュータープログラムで戦う「自立型」とプロポを操作して戦う「ラジコン型」の2つの部門に分かれており、それぞれトーナメント形式で戦う。優勝すると”横綱”と称される。
感想としては、とにかく、動きが速い。一瞬の立ち合いで決まることが多いので、目が離せない。稀に、”がっぷり4つ”になって膠着状態になるケースもあるが、ほとんどは、数秒で決着がつく。土俵は鉄板でできており、ロボットの底面に強力な磁石を装着して土俵と密着させることで容易に動かされないようにしている。人の手でもはがせないので、皆さん工具で土俵からはがしていました。
選手の皆さんご苦労さまでした。